1950-01-30 第7回国会 参議院 厚生委員会 第4号
この人工姙娠中絶を行なうところの、いわゆる法の第十三條による審査申請の方でございますが、あの審査申請は実は地区の優生保護委員会にも国家が国費を以て補助して頂くことができれば、府県も又同時に補助でもするというか手数料などは取らずに置くことが極めて必要であろうと思いますけれども、まだ現在ではそこまで参りませずに国庫の補助がありません結果、地方では厚生省の御指示に従つて三百円を最高として手数料を取つておるんでございます
この人工姙娠中絶を行なうところの、いわゆる法の第十三條による審査申請の方でございますが、あの審査申請は実は地区の優生保護委員会にも国家が国費を以て補助して頂くことができれば、府県も又同時に補助でもするというか手数料などは取らずに置くことが極めて必要であろうと思いますけれども、まだ現在ではそこまで参りませずに国庫の補助がありません結果、地方では厚生省の御指示に従つて三百円を最高として手数料を取つておるんでございます
○三木説明員 優生保護関係の來年度予算についての御質問でありますが、御存じのように、まだ第一次査定が終つたばかりで最終的にきまつておりませんが、私どもといたしましては、例の優生保護委員会、それから思想普及、それに断種関係の予算の要求をしておるのでありますが、強制断種につきましては、わずかに認められておるという段階でありまして、これはぜひとも増額してもらいたいということを折衝いたしております。
あるいはまた労働組合の婦人部等においても、こういう問題に非常な関心を最近示しておりますが、こうした婦人團体、組合婦人部等の代表者にしてその資格ある人々を大幅に採用して、現在の優生保護委員会というものを市町村においても都道府県においても改組する必要があるのではないか。なぜならば研究を指導というよりも、きわめて事務的な点に流れておりますので、そういうふうであるべきではないか。
○岡(良)委員 時間もありませんので、希望だけ申し述べますが、法律をある意味で改正されてもさしつかえないと思いますが、そう幾つも審議会ばかりつくつてもしかたがありませんので、優生保護委員会が都道府縣であろうと市町村であろうと、そういう機能を営むものであるということについての規定を、明確に明文化する必要があるのではないかということを私はお願いしておるのであります。
○岡(良)委員 最近開業医その他病院の内科診療室を訪れて、人工的に妊娠調節のために理由となるべき診断書を要求される主婦が非常に多いのでありますが、私は最近近傍の小さい市に参りまして、優生保護委員会の会議に出席いたしましたが、この市ではおそらく本年度の出生は三分の一以下に減退するであろうということを申しております。
これまでの成績がはつきりした統計がまだできませんのは、実は御承知のように昨年の九月十一日から本法が実施はされておつたのでございますが、施行規則がようやく本年の一月二十日に出まして、その後各地区の保険所内に優生保護委員会ができたのであります、またできましてから後も非常に日にちが少いのと、また十分整備されておりませんために、第十三條による人工妊娠中絶というのはまだ行われておるのはごく少いのであります。
は現に数人の子を有する者が更に妊娠して母体の健康を著しく害する場合とかというようにいたしておりましたのを、そのために戸籍謄本などの関係から非常に手続が面倒でありますために、或る場合には何ケ月もかかるというような状況に鑑みまして、一年以内とか、或いは現に数人の子を有するというのを除いてしまいまして、單に妊娠の継続又は分娩によりまして母体の健康を害する場合には、他の医師の意見書によりまして、地区の優生保護委員会
○林國務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の施行に伴う法令の整理に関する法律案につき、提案の理由を御説明申し上げます、 本法案は國家行政組織法及び厚生省設置法の制定に伴い、優生保護委員会その他五委員会の名称を改めるほか、引揚援護廳設置令に所要の改正を加える必要が生じましたため、優生保護等の関係法令の整理を行おうとするものであります。
○山下義信君 この民生委員が第三号に該当するかしないかということを認定するわけなんで、そこで民生委員の考え方、所見が事実と相違したという場合、本人がこの第三号の該当者だと、こういうので民生委員の認定と本人の考えと相反した場合には、本人が直接優生保護委員会に申出て審査をして貰うという途がなけらねば完全でないように考えるのでありますが、その点何か運用上にでもお考えになりますることはございませんか。
○山下義信君 民生委員がいわゆる承諾しなかつたというような場合には、直接地区の優生保護委員会に訴える途でも開けておりますか、すべて民生委員の意見書に左右されるということに相成るのでございますか、民生委員の意見書と地区の優生保護委員会の意見とが相違するというような場合にはどちらをお取りになりまするお考えでございますか、その点を伺いたいと思います。
○谷口弥三郎君 地区の優生保護委員会に対しまして、只今のような場合には民生委員が必ず意見書を附けて出して貰うことにいたしておるのであります。從つて民生委員の意見書が出ませんというと、地区優生保護委員会としては何ともしようがないのでございます。今後は民生委員の方々にも十分こういうことを理解して頂いて、成るべく法の精神が徹底いたしますようにしたいと存じておるのであります。
しかし何人も生めばだんだんと母体の健康を害するだろう、いくらす健康が弱つてくるだろうというような場合には、健康についてある医者から診断を受れまして、そうしてその医者の同意を得ましたならば、それを優生保護委員会——地区の優生保護委員会というものを各保健所に置く予定にしておりますが、そこで一應審査をして、そうして人工姙娠中絶を許すことにいたしております。
第四、妊娠によりて母体の健康を害し、または暴行強迫によつて妊娠したる場合は、地区優生保護委員会の決定によりて妊娠中絶を行い得ること。第五、妊娠中絶手術の実施について指定医師制度を設けたること。第六、三種類の優生保護委員会をつくり、地方委員会は強制断種手術の判定にあたり、中央委員会は地方の判定に対し不服あるものの訴願を審査し、地区委員会は人工妊娠中絶手術の適否の決定に当らしめたること。
從つてかかる方面を適正にいたしますために、この法案三十七章のうちにおきまして、あるいは任意断種の方面とか、強制断種、または妊娠人工中絶などの項目がございまして、それに対しては三種類の優生保護委員会を置きまして、それぞれそれを審査するようにいたしておるのでございます。
四、妊娠によつて母体の健康を害しあるいは暴行脅迫によつて妊娠した場合は、地区優生保護委員会の決定によつて妊娠中絶を行い得ることにいたしましたこと。 五、現在妊娠中絶手術の結果しばしば母体の生命を失うものがありますために、これを救済するために医師の技術並びに設備等を斟酌して指定医師制度を設けましたこと。
第四章以下のいわゆる強制断種の制度は、これは社会生活をいたします上に、甚だしく不適應な者とか、或いは生きて行くことが第三者から見ても極めて悲惨な状況を呈する君に対しては、優生保護委員会の審査決定によつて、たとえ本人の同意がなくてもその者には優生手術を行い得るというようにいたしておるのでございます。これは惡質な、強度な遺傳因子を國民素質の上に残さないようにというのが目的であるのでございます。
お尋ねの都道府縣における優生保護委員会と申しますのは、これは優生施設の方の審査をいたすのでございまして、ここで申しますのは人工妊娠中絶をする医者を指定する方に用いますから、どうしても医師会でないと実際の運用はできんと思いますので、さようにいたしております。
尚その上にこれに対しましては申請をして、そうして地区の優生保護委員会には、そこには委員に或いは檢察官、或いは裁判官というのがいるのでありますから、そういう人も加わつて、その審議に携わるというと、可なりはつきりしたものができはせんかというふうに考えております。
從いましてこの指定はむしろ都道府縣の優生保護委員会の指定というふうにした方がいいのじやないかと思われますが、この点につきましての発議者の御意見を伺います。
この法案は、第一章総則、第二章優生手術、第三章母性保護、第四章優生保護委員会、第五章優生結婚相談所、第六章届出、禁止等、第七章罰則、それに附則を合せまして全体で三十七ケ條から成つています。 第一章の総則におきましては、この法案の目的と定義とを示しました。